1) 役員会報告 13:15~13:20
2) 特別講演Ⅰ 13:20~14:40 「医薬品業界及び医薬品関連業界と経済安全保障」 大江橋法律事務所 弁護士 小林 和弘 氏
近年の米中経済戦争、昨年2月のロシアのウクライナ侵攻等を踏まえて、経済安全保障が非常に重要になってきています。 日本でも、昨年5月1日から、非居住者に対する技術提供に関するみなし輸出管理の明確化が適用され、同月11日に、経済安全保障推進法が成立しました。また、米国の主導により、他国と協調して、ロシアに対する経済制裁を行っています。 そこで、医薬品業界及び医薬品関連業界の観点から、上記みなし輸出管理の明確化、経済安全保障法、ロシア経済制裁についてお話しします。 さらに、域外適用される米国のEAR(輸出管理規則)に基づく対中規制やロシア制裁についてもご説明します。
3) 休憩 14:40~14:45
4) 部会発表 14:45~15:55
関西第二研究部会 「営業秘密の管理、どうしてますか?~基本から事例検討・他社事例紹介まで~」
医法研参加企業の多くにおいて、共同研究や研究者の転職等で他社の情報に接する機会が増えている一方、自社内の製品開発等で発生した技術情報の自らの事業における重要性が高まっていて、適切な情報管理が求められております。これらの観点から、当部会では営業秘密の管理について、基本的な制度について学び直すと共に、参加企業でどのような体制をとっているのかを確認し、参加企業において起こりがちな事例の検討を致しました。
5)休憩 15:55~16:10
6)特別講演Ⅱ 16:10~17:30
「Ethics & Integrity は企業競争力をどう高めるのか?~いま企業経営で求められるEthical Culture & Leadershipを考える~」 監査法人トーマツ 公認会計士 久保 陽子 氏
これから日本企業に求められる企業倫理とはどのようなものでしょうか? 「不正をするな」と抑え込みルールを強化し、知識詰め込み型の教育研修を行う従来型の取り組みは、従業員の疲弊と受身的な姿勢を産み、結果として形骸化してしまっていていることがあります。 むしろ従業員が自ら能動的に誠実な行動をしたいと思える組織風土を構築することで、不祥事を防ぐのみならず人が働きやすい組織を作り、ひいては企業の競争力を上げることに繋がります。 自ら「正しくありたい」といった理想を目指して能動的に行動するためのEthics&Integrityを醸成する土壌となるEthical cultureや、Ethical cultureに通ずるWell-beingについてデロイト・トーマツ・グループの考え方や取組み事例のご紹介いたします。
|